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AI 画像解析コンテナ
最終更新日:2023/12/20 
 概要
AI画像解析コンテナは市販のAIソフトを利用した産業用途のディープラーニング画像解析機能です。
RT-edgeで構築するシステムで画像データを元に形状異常検査・焼き加減検査・植物病診断・細胞数測定など生産現場での画像解析に利用することができます。
AI画像検出・制御・外部との通信全てを1台のIPCで実現できます。
AI 画像解析コンテナ 機能イメージ
 AI画像解析のおおまかな流れ
AI画像解析を実行するには、事前に対象となるオブジェクトをAIにて学習し、学習で作られたモデルファイルを用いAI画像解析を行います。
AI画像解析のおおまかな流れ
 AI画像解析コンテナの機能
AI画像解析コンテナへモデル式、画像データ、そして処理を実行する為の実行トリガーを入力することで、AIによる画像解析を行います。
解析結果は種類、位置情報や数が取得できるため、イメージファイルを表示する画面アプリケーションを用いることで、対象のオブジェクトにボックス形式での表示や、色分けをすることが可能になります。
AI画像解析コンテナの機能 イメージ
コンテナは次の2つの解析機能を搭載します。
① セグメンテーション
オブジェクト、形状および画像内の位置を認識します。
欠陥領域を的確に見つけたり、画像内の複数のタイプのオブジェクトを発見したりするのに有効なモデルです。
セグメンテーション イメージ
② ディテクション
特定のオブジェクトを検出します。オブジェクトのサイズと位置をボックス形式で表示し、そのクラスを識別します。
ディテクション イメージ
上記では2つの解析機能を紹介しましたが、使用するAIソフトによって他の解析機能も実装可能です。
 事例
産業装置の制御を行いながら、製品の異常検査を行う事例を紹介します。
半導体検査装置における
・半田不良など外観不良検出
・位置ずれの判定
・試験パターンの抵抗電流計測
をAI画像解析判定を行いながら産業装置の制御を1台のIPCで実現しています
AIは株式会社エーディーエステック社のディープラーニング画像解析ソフト「NAIT」を使用しています。
【INtimeとAI画像解析ソフト「NAIT」の共存について】
製品の異常検査を行う事例
 その他
コンテナ仕様
動作プラットフォーム 工業用PC
OS Windows10 64bit
基本ソフト RT-edge バージョン 3.5.3以降
使用可能タグ数 最大10000個
入力タグ 解析方式
・セグメンテーション
・ディテクション
モデル式
画像データ
実行トリガー
出力タグ 解析結果
・種類
・位置(XY座標、高さ、幅)
・数
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