■ EterCAT®とは
産業用PC(IPC)のLANポートを直接制御することにより、拡張ボードの増設なしに、ソフトウェアで超高速、リアルタイムなフィールドバスを実現します。IPCによる機械制御、計測制御を強力に支援します。
■ 超高速/リアルタイムなフィールドバス
EtherCAT®は、マスタースレーブ間の伝送効率向上のためにデータフレームを環状鉄道のように流す送受信方式を100Mbps
Ethernetをベースとした通信環境にとっています。高速にデータを循環させるので通信の遅延は最小限となります。
■ 最大延長距離と最大ノード数
EtherCAT®は、Ethernetと同様に100Base-TXの最大延長である100mを最大延長距離とします。また、EtherCAT®の規格上の最大ノード数は65535となり、自由度の高い配線形態をとることが可能となります。
■ 拡張ボードの増設なしに、すぐにフィールドバスが実現可能
EtherCAT®は、拡張ボードの増設なしにフィールドバスを実現できます。IPCにEthernetインターフェースがあればすぐに構成できる上、ネットワークケーブルも汎用のEthernetケーブルを使用することができます。このため、ハードウェアに対して大きくコストカットを図ることが可能です。
■ 主な特長
PCマザーボード標準のネットワークカード(NIC)をそのまま利用できるため、特殊なハードウェアを追加する必要はありません。
アプリケーション開発環境はMicrosoft Visual Studioを利用します。
開発言語はC/ C++
デバイスのコンフィグレーションの作成にはKPA社製EtherCAT Studioを使用。
使いやすい専用APIを使用することにより、簡単にEtherCAT®アプリケーションを構築が可能。
各種EtherCAT®スレーブデバイスに接続可能。