HOME > FL-netドライバ
・ RSI-040/RSW-040はFL-net通信機能をソフトウェアだけで実現しているPC用ソフトウェアです。
・ Windows OS用のRSW-040、リアルタイムOS INtime®用のRSI-040の二種類をご用意。
・ FL-net(OPCN-2) Ver.2.00 JEMA認証0029-20030610取得
・ FL-net Ver.3.01 クラス1 JEMA認証 1Gbps対応
◆特長
- PCの内蔵ネットワークコントローラを使用するため追加ハードウェアが不要なソフトウェア製品です。
- システム負荷に関わらず通信遅延を生じないリアルタイムカーネルを搭載。
- C/C++/.NETアプリケーション用インターフェース関数をご用意。
- 10Mbps / 100Mbps / 1000Mbpsに対応。
◆概要
コモンメモリ
FL-net回線参加中の全ノードで共有するメモリ空間です。ノードごとにメモリエリアを割り当て、いつでもお互いの最新情報を参照できます。
サイクリック伝送
トークンパッシング方式で定時制を保ちながら常にコモンメモリをリフレッシュするFL-netの基本通信機能です。
メッセージ伝送
ノード間で非同期なデータ交換をする通信機能です。機器の状態制御や状態確認ができます。
◆FL-netとは
・社団法人日本電機工業会(JEMA)によるオープンネットワーク
・製造機器およびコントローラのメーカーを問わず相互情報交換に対応
・プログラマブルコントローラ(PLC)、NC、RCなど多くの機器が対応
・Ethernetをベースとしているため既存インフラを利用可能
・データ衝突を回避し一定時間内の伝送を保証するマスタレス・トークン方式
・生産工場の高度情報化に寄与します。
・製造機器およびコントローラのメーカーを問わず相互情報交換に対応
・プログラマブルコントローラ(PLC)、NC、RCなど多くの機器が対応
・Ethernetをベースとしているため既存インフラを利用可能
・データ衝突を回避し一定時間内の伝送を保証するマスタレス・トークン方式
・生産工場の高度情報化に寄与します。
◆APIライブラリ関数
サイクリック系関数 | ||
No | 関数名 | 概要 |
API初期化 | ||
1 | FL_init | API初期化 |
自ノード動作制御 | ||
2 | FL_Link_IN | リンク参加 |
3 | FL_Link_Out | リンク非参加 |
自ノード設定と取得 | ||
4 | FL_get_My_Node_State | 自ノード状態 取得 |
5 | FL_set_my_nodeID | 自ノードID設定 |
6 | FL_get_my_nodeID | 自ノードID 取得 |
7 | FL_set_node_name | 自ノード名称 設定 |
8 | FL_get_node_name | 自ノード名称 取得 |
9 | FL_set_TW | トークン監視時間 設定 |
10 | FL_get_TW | トークン監視時間 取得 |
11 | FL_set_MFT | 最小許容フレーム間隔 設定 |
12 | FL_get_MFT | 最小許容フレーム間隔 取得 |
13 | FL_set_My_Common_address | コモンメモリアドレス 設定 |
14 | FL_get_Common_address | コモンメモリアドレス 取得 |
15 | FL_set_My_Common_size | コモンメモリサイズ 設定 |
16 | FL_get_Common_size | コモンメモリサイズ 取得 |
コモンメモリ設定と参照 | ||
17 | FL_get_Common_data1 | ノードコモンメモリ1 参照 |
18 | FL_get_Common_data2 | ノードコモンメモリ2 参照 |
19 | FL_get_My_Common_data1 | 自ノードコモンメモリ1 参照 |
20 | FL_set_My_Common_data1 | 自ノードコモンメモリ1 書き込み |
21 | FL_get_My_Common_data2 | 自ノードコモンメモリ2 参照 |
22 | FL_set_My_Common_data2 | 自ノードコモンメモリ 書き込み |
仮想メモリの設定と取得 | ||
23 | FL_get_My_Virtual_data1 | 自ノード仮想メモリ1 参照 |
24 | FL_set_My_Virtual_data1 | 自ノード仮想メモリ1 書き込み |
25 | FL_get_My_Virtual_data2 | 自ノード仮想メモリ2 参照 |
26 | FL_set_My_Virtual_data2 | 自ノード仮想メモリ2 書き込み |
ネットワーク関連情報の設定と取得 | ||
27 | FL_set_Run | 上位運転状態フラグをセット |
28 | FL_set_Stop | 運転停止状態フラグをセット |
29 | FL_get_Node_State | ノード状態の取得 |
30 | FL_get_Network_State | ネットワーク状態の取得 |
メッセージ系関数 | ||
No | 関数名 | 概要 |
他ノード設定変更と取得 | ||
31 | FL_set_MSG_Run | 他ノードを運転モードに切り替え |
32 | FL_set_MSG_Stop | 他ノードを停止モードに切り替え |
33 | FL_set_MSG_Network_Parameter | ネットワークパラメーター ライト |
34 | FL_get_MSG_Network_Parameter | ネットワークパラメーター リード |
メモリーデータ変更と取得 | ||
35 | FL_get_MSG_BYTE_Block | バイトブロック リード |
36 | FL_set_MSG_BYTE_Block | バイトブロック ライト |
37 | FL_get_MSG_WORD_Block | ワードブロック リード |
38 | FL_set_MSG_WORD_Block | ワードブロック ライト |
ログクリア・リード | ||
39 | FL_set_MSG_Log_Data | ログデータ クリア |
40 | FL_get_MSG_Log_Data | ログデータ リード |
その他ユーザー定義 | ||
41 | FL_set_MSG_Permeation | 透過メッセージ |
42 | FL_get_MSG_Profile | プロファイルリード |
43 | FL_set_MSG_Return | メッセージ折り返し |
44 | FL_get_MSG_Vender | ベンダ固有メッセージ |
イベント取得 | ||
45 | FL_wait_event | イベント取得(※1) |
その他ノード情報 | ||
46 | FL_get_Log | 自ノードログ取得(※2) |
47 | FL_get_Version | ドライバ バージョン取得(※2) |
※1:RSI-040のみ ※2:RSW-040のみ
◆基本仕様
- イーサネットをベースに、FAリンクプロトコルを定義しています。
- 通信媒体(物理層、データリンク層)はイーサネットとしています。
- イーサネットの通信プロトコルは、UDP/IPを使用しています。
- 衝突を回避し一定時間内の伝送を保証する為、マスターレス・トークン方式にしています。
- 各ノードが情報を相互に共用する為、コモンメモリ方式を採用しています。
- ノードは自動加入・離脱が可能です。
項目 | 仕様 |
通信距離 | 最長500m/セグメント(リピータにて延長可) |
接続局数 | 最大254ノード |
通信機能 | サイクリック伝達(n:n/8kビット+8kワード) |
メッセージ伝達(1:1/1:n) | |
サイクリック伝送性能 | 50ミリ秒(32局/2kビット+2kワード) |
最小許容フレーム間隔(MFT) | 100~5000μs |
◆動作環境/開発環境
製品形式 | RSW-040 | RSI-040 |
OS | Windows 10 / 11 Windows 10 IoT Enterprise Windows 11 IoT Enterprise Windows Server 2016 / 2019/ 2022 |
INtime®4.2以降 |
CPU | マルチコア CPU 1GHz 以上 | |
LAN | 標準LAN、または増設LANカード | |
アプリケーション 開発環境 |
Microsoft Visual Studio 2019 / 2022 C / C++ /C#(.NET Framework4.5以上, .NET 6) |
Microsoft Visual Studio 2019 C / C++ |
その他の注意事項 | RSW製品利用上の注意点 をご参照ください。 |
■
対応するLANコントローラの詳細は、https://www.mnc.co.jp/INtime/i_NIClist.htm
■ ドライバのパフォーマンスレポート(PDF 195KB・2003/10/20)
をご参照ください。
■ ドライバのパフォーマンスレポート更新版(PDF
35.8KB・2008/4/7)■ ドライバのパフォーマンスレポート(PDF 195KB・2003/10/20)