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ハードウェアPLC→ソフトウェアPLCへのリプレイス

はじめに
ハードウェアPLCからソフトウェアPLCへの移行は、柔軟性や生産性の向上、コスト削減といった大きなメリットをもたらします。また、IoT技術やビッグデータ活用技術を導入する上で、PCベースのソフトウェアPLCは欠かせない存在です。ぜひソフトウェアPLCへの移行をご検討ください。詳細情報やご相談については、どうぞお気軽にお問い合わせください。
要素技術
以下の技術を採用し、ハードウェアPLCで実現してきた内容をソフトウェアPLCで実現できます。また、ソフトウェアPLCに移行することで、ハードウェア管理の効率化やコスト削減など、新たなメリットを得ることができます。
  • 1.IPCを使用
    汎用性が高く、国際的な標準規格に準拠
    専用ハードウェアからの脱却

  • 2.ハードウェアPLCと比較して段違いの高速性を発揮
    業界最速の 0.1ミリ秒制御周期を実現
    リアルタイムOS「INtime®」上で動作

  • 3.オープン技術を使用
    オープンな開発環境(ラダー、FBD、IL、C言語)を使用
    汎用ハードウェア/ソフトウェアを使用

  • 4.ハード実装からソフト実装
     別々のハードウェアで運用されていた機能(HMIや情報処理など)をソフトで実装
    ハードウェアPLCソフトウェアPLC
    PC情報処理PC内ソフトウェア
    DBサーバーPC内ソフトウェア
    HMI表示器PC内ソフトウェア+モニター
    温度調整モジュールPC内ソフトウェア

  • 5.統合制御
    情報処理(GPOS)と制御機能(RTOS)を1台のPCに統合
    システム全体の効率化とコスト削減を実現

  • 6.EtherCAT 他 多数の産業用ネットワークに対応
    入出力
    EtherCAT、 直I/Oボード(デジタル、アナログ) 等
    コントローラ通信
    FL-net、CC-link IE Control 等
    外部通信
    シリアル通信、OPC UA、MQTT等

  • 7.Windowsアプリケーションとの連携
    挙動監視
    映像や入出力を監視し、条件に応じてイベントを検知、アクションを実行
    マルチメディア
    動画、静止画、音声で通知、メール送受信、遠隔操作

  • 8.入出力デバイス点数/PLCプログラム最大ステップ数
     デバイス点数:256KByte
     ステップ数:約500,000ステップ

  • ハードウェアPLCとの互換性
  • 1.既存ロジックはそのまま移行可能
     既存ラダープログラムファイルはそのまま使用することは不可。ただし、プログラムロジックはそのままソフトウェアPLCへ移行することは可能
  • 2.基本命令で実現できる処理に違いは無い
     接点やコイルを使った基本命令(LD、OUTなどのON/OFF制御命令)で実現できる処理に違いはない
  • 3.既存HMIとの連携可能
     Ethernet/IPやOPC UA等を使用することで既存HMIとの連携も可能
  • 4.命令速度も問題なし
     処理量に適したCPUを選択することでハードウェアPLCと同等、またはより高速な処理が可能