昨今、日本各地でよく見られる、太陽光発電施設(メガソーラー)での導入例です。
従来では、太陽光発電施設にてモニターシステムとして、
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■■■ 太陽光発電モニターシステム構成 ■■■ |
このモニターシステムを、INplcコントローラを導入することにより、1台のINplcコントローラへと機能統合します。
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■■■ 太陽光発電モニターシステムの機能構成 ■■■
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INplcコントローラを複数種類ある現場のPLCのテスト用対向機として利用されている例です。
こちらのお客様では、現場で制御を実現するPLCを異なるメーカーのPLCを複数台利用されています。
それぞれのPLC毎にメーカー固有のI/Oデバイスを利用しているために、試験を行う際には、PLC毎に対応したテスト用対向試験機を準備し、それぞれ固有の対向用のプログラムを用意してテストを行う必要がありました。 テスト用のために複数のPLCを保有し、同じ内容の試験内容であってもそれぞれのPLCに応じたテストプログラムを用意する、という状況を改善したいと思われていました。 |
■■■ 従来の試験環境 ■■■ |
INplcは、EtherCAT®、CC-Link、CC-Link IE、PROFI NET、PROFI
BUS、DeviceNetといった非常に広い範囲のI/Oインターフェースに対応しています。 これらのI/Oインターフェースは、変数アドレス方式でPLCプログラムで利用されるため、デバイスを変更した際のプログラム修正が必要ありません(I/O定義を差し替えるだけ)。 これにより、現場で利用されている複数メーカーのPLCの対向機は、INplcコントローラが1台で担うことが可能となりました。 |
■■■ 複数PLC試験用対向機システム構成 ■■■ |
また対向機試験の際の利用されるPLCプログラムは、必要な機能毎にファンクション/ファンクションブロックという機能ブロックに分割できるため、必要な機能をファンクション/ファンクションブロックとして組み込むだけで対向プログラムを作成することができるため、テストプログラム構築の時間を大幅に効率化することができました。 |
こちらはとある化学プラント系メーカーのお客様の例です。
INplcコントローラ導入前の従来のシステムは、
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■■■ 従来の位置決めシステム構成 ■■■ |
こちらも上記太陽光発電システム同様、INplcコントローラを活用することにより、複数のハードウェアの機能統合を実現しました。
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■■■ INplc導入後のシステム構成 ■■■ |
こちらは、加熱炉制御システムへの適用例です。
INplcコントローラ導入前の従来のシステムは、
① 制御状況を表示するプログラマブル表示器 ② ヒーターの温度をPID制御する温調モジュール ③ 搬送部のDI・DO制御・FL-netをするPLC ④ これらを制御し、製造サーバーにSECS通信を行うメイン制御PLC で構成されていました。 特に、温調モジュールはハードウェアが終息し、対応が困難な状態となっていました。 |
■■■ 従来の加熱炉制御システム構成 ■■■ |
INplcコントローラを活用することにより、複数のハードウェアの機能統合し、さらに温調制御をPIDPackで行うことによってハードウェア終息への対応も実現しました。 ① プログラマブル表示器は、INplcコントローラにタッチパネルを接続し、HMIソフトに処理を移植し実現 ② 温調モジュールの機能はPIDPackにより実現 ③ 温調・搬送部のアナログ・デジタル入出力はEtherCAT®で一括管理し、搬送制御のFL-net通信も統合 ④ SECS通信は通信用ライブラリを使用したWindowsプログラムを作成 |
■■■ INplc導入後の加熱炉制御システム構成 ■■■ |