スマート遠隔監視は、単にカメラによる遠隔監視を行うだけではなく、監視対象施設で使用する様々な機能を、1台のPC(Smart遠隔監視コントローラ)で実現する事ができる、Smart(賢い)な遠隔監視システムです。
PCの性能を活用し、複数のカメラ映像の配信と同時並行し、施設への入退場履歴を蓄積したり、現地に設置したセンサーを使い異常検出をしたり、機器を自動制御または遠隔から手動制御したりする事ができます。
また、コントローラに使用するPCはWindowsPCの為、受発注管理、物品管理、労務管理等、進捗管理等、一般的な事務処理の機能も実装する事ができます。
カメラ監視システムを中心とし、異常検出、挙動監視、計測制御といったコントローラ機能と、別の事務処理用PCで行っていた機能を1台に統合したものが、スマート遠隔監視です。
【図-1】 スマート遠隔監視システム
映像配信端末として使用する1台のSmart遠隔監視コントローラに、監視対象施設で必要な機能を統合し、更に、将来的な機能追加、拡張にも対応できます。
①管理端末 ②窓口端末 ③券売機 ④デジタルサイネージ ⑤監視カメラ ・・・
Smart遠隔監視コントローラは、必要な機能に合わせて最適なスペックのPCを選定する事で、無駄なコストを省く事ができます。
1.集中化
⇒コスト低減
Smart遠隔監視コントローラが、入退場ゲートや施設の設備を直接制御し、現場側にはコントローラが無い為、システムのコストを低く抑えられます。
⇒信頼性向上
1台のコントローラで制御する為、機器間のデータ通信そのものが無く、データ通信に関係するトラブルが発生しません。
⇒可用性向上
問題が発生した際は、Smart遠隔監視コントローラの一括交換で対応可能な為、障害復旧にかかる時間を短くし、施設運営への影響を最小限に抑える事ができます。
2.ソフトウェアのコンテナ化
⇒拡張性
スマート遠隔監視は、コンテナと呼ばれるソフトウェア部品の組み合わせにより、遠隔監視等に必要な様々な機能を提供します。コンテナを追加したり、入れ替える事で、機能拡張や機能変更可能です。
3.遠隔保守機能
⇒保守性向上
WindowsPCで構成されている為、遠隔保守の対応が容易に可能です。トラブル発生時など、直接お伺いする前に遠隔から状況を確認できるので、現地で適切な対応がとれるようになり、短時間で障害を復旧する事ができます。
4.汎用部品を使用
⇒長期安定運用
専用ハードウェアではなく、WindowsPCなどの市販部品を使用している為、ハードウェアの入手性が良く、万が一の故障時でも代替のハードウェアの調達性が良い為、長期間のシステム運用と安定稼働が可能です。
● 遠隔監視機能
カメラ映像配信、画像解析、防犯
● 機器・設備管理機能
機器制御、遠隔操作、挙動監視
● 入退場管理機能
入退場制御、入場者把握、出退勤記録
● 管理機能
受発注管理、物品管理、労務管理等、進捗管理
● 遠隔監視コントローラ(例)※お客様のシステム要件に合わせ、最適な機器をご提案いたします
OS | Windows10Pro |
ディスプレイ | 液晶モニター17インチ以上 |
RAM/ストレージ | 4GB以上/1TB以上 |
本体寸法 | 約180.0×405.0×368.0mm(突起部除く) |