メリット
PCプラットフォームとINtime®/INplcを組み合わせた形でMECHATROLINKのマスターコントローラを実現する事には、幾つかのメリットがあります。
1. PCの強力なCPUパワーを利用することができる。
高速サイクリック通信を実現するためには単純に高速通信を実現できるだけのCPUパワーがコントローラに必要になります。
PCプラットフォームは、その特長から常に世界の最新のCPUを容易かつ安価に利用することが可能です。
また、CPUパワーだけでは高速のMECHATROLINK通信は実現できません。
リアルタイムOSを導入して確定的なタスクスケジュールを実現する必要があります。
INtime®はMECHATROLINK協会で紹介されているリアルタイムOSの1つです。PCでMECHATROLINK通信を実現するためのドライバやモーションライブラリ製品などが充実しています。
2. 世界標準の開発環境
INtime®は世界で最も利用されている開発環境であるマイクロソフトのVisualStudioを利用してC/C++言語でアプリケーションを開発します。
またINplcはPLC言語の国際標準規格であるIEC61131-3準拠のPLC開発言語でアプリケーション開発を行います。
いずれも世界標準と言ってよい開発環境のため、より効率的な開発を実現できます。
3. ニーズに合わせて自由にハードを選択
INtime®/INplcはWindowsの動作するPCであれば基本的に動作します。
これはほぼ全てのPCプラットフォームで動作する、と言ってよいこととなります。
世の中に存在する産業用PCの中で、サイズ、拡張性などニーズに合わせたプラットフォームを自由に選択することができます。
4. 充実したMECHATROLINK向けソリューション
弊社マイクロネットはMECHATROLINK協会PC部会のメンバーであり、PCを利用したMECHATROLINK利用について、関係各企業と協力関係を結んで様々なソリューションをご用意しています。 【モーションソリューション】
安心してMECHATROLINKコントローラとしてINtime®/INplcをお使いいただけます。
PC+INtime®でのMECHATROLINK実現方法
PC + INtime®/INplcでのMECHATROLINKマスターコントローラを実現するためには、PC向けMECHATROLINK通信拡張ボードが必要となります。
株式会社システック
「SY-M3-01」:MECHATROLINK-Ⅲ対応PCIeボード
株式会社
安川電機「NT-112A」ボード:MECHATROLINK対応PCIボード
株式会社 PFU「MECHATROLINK-Ⅲマスタ」対応PCIeボード
上記製品はそれぞれINtime®アクセス用のAPIライブラリが用意されています。
INtime®でアクセスする際には専用のAPIをコールするだけで利用することができます。
またこれらのボードを利用してモーション制御を実現できるモーションライブラリ製品もございます。
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