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WEBサーバコンテナ
最終更新日:2023/12/20 
 概要
WEBサーバコンテナでは、プログラミングで利用可能なキットを提供しています。このキットを用いて、インターネットブラウザ経由でデータの閲覧、操作が可能なWebフォーム(コンテナサービスアプリケーション)を作成する事ができます。
Webフォームは、Microsoft ASP.NET(以下、ASP.NET)をベースに、IIS(Internet Information Services)経由にて、インターネットブラウザからのデータの閲覧、操作が可能になります。
WEBサーバコンテナ 機能イメージ
 特長
<入力・出力のしやすさ>
I/Oや制御データ、情報処理データを、タグを介して簡単にWebページに表示することが可能です。またWebページからのデータ更新も、RT-edge I/FであるAPIをコールすることで実現できます。通信処理やスレッド処理といった難しい処理は不要です。
<データ設定のしやすさ>
表示・更新するデータ設定はxmlに定義します。xmlに更新・表示対象のタグ名を指定することで、RT-edge API呼び出し時に定義したタグを使用できます。
 仕様
動作プラットフォーム 工業用PC
基本ソフト Windows 10 Enterprise 64ビット
.Net Framework 4.6
RT-edge バージョン 3.4.0以降
使用可能タグ数 最大10,000個
WEB サーバコンテナはRT-edgeのAPIを取り込んだプログラムをお客様に作成して頂く必要がある、半成品の製品です。
 RTCD設定
WebサーバコンテナにおけるRTCD設定には、参照数タグの設定、Webサーバコンテナの初期動作設定が含まれます。
メモリ領域をRTCDに公開 ローカルタグ生成

タグ参照
メモリ領域をRTCDに定義するタグのデータ入出力先として割り当てる。
Webサービスコンテナでは、生成したローカルタグに対する内部参照設定が必要です。本設定により生成したタグに対する入出力方向を定義し、タグデータの更新が行われます
タグの生成
Webサーバコンテナの設定プロパティタグを以下に記載します。
プロパティタグ
設定 Tag名 デフォルト値 内容
サービス起動設定 SERVICE.{0}.AutoRun ※1 サービスコンテナ起動時のタグデータ更新自動開始を指定します。)
ページオープンカウント SERVICE.{0}.PageOpenCnt 0 Webページのオープン回数のカウント用に準備したタグです。
入力タグ指定
TagRef_INブロックのTagRefアイテムに列挙することで、Webサーバアプリケーションから、タグのリストを利用した入力が可能になります。
入力タグ指定
出力タグ指定
TagRef_OUTブロックのTagRefアイテムに列挙することで、Webサーバアプリケーションからタグのリストを利用した出力が可能になります。
出力タグ指定
 API関数
Webサーバコンテナでは、xmlで定義したタグへのアクセス等を行えるよう、APIを提供しています。

(1). 初期化関数( EgWebInit) : タグの列挙体を取得します。
(2). タグの列挙体は以下の通りです。

● TagRef構造体 フィールド
シンボル 内容
tagRef_IN_List 入力タグに指定したタグのリスト
tagRef_OUT_List 出力タグに指定したタグのリスト
tagRef_CNTL_List サービスインジケータ―タグのリスト
TagRef構造体

● TagRef構造体フィールド
シンボル 内容
string Name 名称
ushort Size データのサイズ
ushort Type データの型
string Address アドレス指定
TagRef構造体
 設定サンプル
サンプルは温度計の変化をリアルタイムに表示する処理をイメージしたものを用意しました。
I/Oは疑似的に値を生成します。取得した値はWebサーバコンテナで公開します。
設定サンプル

1) データタグの設定
タグのデータリフレッシュに関する設定は、コンテナ定義XMLに記述することができます。
データタグの設定

2) データタグの設定
Webサーバコンテナコンテナ(IIS ASP.NET)にて、タグの読み書きを行います。読み込んだタグは、ブラウザへ表示、ブラウザから値書き込み命令は、タグ書込み時で実現しています。

3) 動作の確認
RT-Edge標準のオブジェクトブラウザツールを用いると、Edgeタグの値変化をダイナミックに参照できます。
動作の確認

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