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外部通信コンテナ TCP/IP
最終更新日:2023/12/20 
 概要
外部通信コンテナ TCP/IPは、TCP/IP通信により外部TCP/IPサーバアプリケーションとRTCD間のデータ通信を行う、TCP/IPクライアントとして機能します。
外部通信コンテナ TCP/IPを導入することで、Windowsネットワーク経由で外部TCP/IPサーバアプリケーションと接続し、RTCDを介したデータ送受信が可能となります。
外部通信コンテナ TCP/IP 機能イメージ
 特長
プログラムレスでTCP/IP通信
外部通信コンテナ TCP/IP を導入することで、TCPサーバとのTCP通信をタグの設定のみで行うことができます。
プログラムする必要はありません。
 仕様
外部通信コンテナ TCP/IP固有の仕様は以下の通りです。
対応プロトコル TCP/IP
接続TCPサーバ数 1インスタンス1サーバとの接続
接続指定方法 接続先URL指定
データ更新タイミング 1ミリ秒周期~65,500ミリ秒周期
デフォルト60,000ミリ秒
※使用タグ数によってデータ更新が遅れる場合があります。
 機能一覧
機能一覧
1 KeepAlive設定の有効無効切替 KeepAlive設定を有効にするか否かを指定します。
KeepAliveは、通信開始からしばらくして相手からの通信が途絶えた際に、相手が活きているかを確認する仕組みです。
有効の場合は、相手と通信できない場合、コネクションを切断します。
2 KeepAlive パケット送信開始時間 KeepAliveTimeは、無通信状態になってから最初のKeep Aliveパケットを送信するまでの時間です。
3 KeepAlive インターバル時間 KeepAliveTimeが期限切れになった後にキープアライブが再送信される時間間隔です。
4 接続元IPアドレス指定 接続元IPアドレスを指定します。
5 ポート再利用設定 ポート再利用をするか否かを指定します。
6 接続先IPアドレス指定 接続先IPアドレスを指定します。
情報メモリ
接続情報や統計情報はEdge TCP I/Oポートと呼ばれる仮想アドレス空間から取得できます。

Edge TCP I/O ポートは下記の領域で構成されます。
● 情報領域 – 範囲: 0x4000 ~ 0x4030
情報領域について
情報領域は接続ステータス、送受信バイト数の統計情報など様々な情報が格納された領域です。
情報領域 構成
情報領域から値を取得するには、Tagの登録と入力タグの指定が必要です。以下に例を記載します。
TagのAddress登録
Edge TCP I/O ポートをタグのAddressに指定します。
フォーマットは以下の通りです。
Address=”TCP/オフセット”
TagのAddress登録
入力タグ指定
入力タグ指定
 サンプルシステム
サンプルシステム構成
外部通信コンテナTCP/IPの動作を解説するためのサンプルシステム構成を以下のように定義します。
サンプルシステム構成
機器 項目 設定値・型式
Edgeコントローラ IPアドレス 192.168.250.1
FTPサーバ IPアドレス 192.168.250.2
ポート番号 12345

外部通信コンテナTCP/IPに関する設定は、コンテナ定義XMLに記述することができます。
タグ名 説明
SERVICE.TCP.KeepAlive 0 KeepAlive : 無効(0)
SERVICE.TCP.ReUseAddr 0 ポート再利用 : 無効(0)
SERVICE.TCP.LocalIP - Addressに以下を記載
“192.168.250.1”
SERVICE.TCP.TargetIP - Addressに以下を記載
“192.168.250.1:12345”
外部通信コンテナTCPIP設定
データタグの定義
TCP/IP対象データとEdgeタグのデータリフレッシュに関する設定は、コンテナ定義XMLに記述することができます。
Edgeタグ名 アクセス
方向
説明 Edge I/Oポート アドレス 型(byte) Address設定
TCP_OutputTag01 読み込み 送信用データ1 - Uint16(5) -
TCP_OutputTag02 読み込み 送信用データ2 - Uint16(5) -
TCP_OutputTag03 読み込み 送信用データ3 - Uint16(5) -
TCP_OutputTag04 読み込み 送信用データ4 - Uint16(5) -
TCP_OutputTag05 読み込み 送信用データ5 - Uint16(5) -
TCP_InputTag01 書き込み 受信用データ1 - Uint16(5) -
TCP_InputTag02 書き込み 受信用データ2 - Uint16(5) -
TCP_InputTag03 書き込み 受信用データ3 - Uint16(5) -
TCP_InputTag04 書き込み 受信用データ4 - Uint16(5) -
TCP_InputTag05 書き込み 受信用データ5 - Uint16(5) -
TCP_OutputDSet 読み込み 送信用データセット Bool(1) “TCP_OUTPUT”
TCP_InputDSet 書き込み 受信用データセット Bool(1) “TCP_INPUT”
データタグの定義
動作の確認
RT-Edge標準のオブジェクトブラウザツールを用いると、Edgeタグの値変化をダイナミックに参照できます。
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