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PCベースコントローラでのリアルタイム制御
3. Windowsアプリケーションとの連携


PCベースコントローラは、リアルタイム制御を行いながらWindowsシステムも動作しているため、サンプリングしたデータをHMIなどのWindowsアプリケーションから利用することができます。
シリアル通信やEthernet通信の他にも、OPC通信や共有メモリを介したデータの受け渡しが可能です。
PCベースコントローラでは、Windowsアプリケーションとリアルタイムアプリケーションを簡単に連携するために、以下の機能を提供しています。
  • INtime®のWindows用拡張APIライブラリ「NTX

NTXは、Windowsアプリケーションとリアルタイムアプリケーションのインターフェースとなるライブラリです。 WindowsスレッドがRTスレッドと通信及びデータ交換が可能になるようにWin32 APIに対してRTインターフェース拡張機能を提供します。
NTX
セマフォ、メールボックス、共有メモリ等さまざまなオブジェクトを利用した連携が可能です。
NTXを使用したWindowsアプリケーション(NTXアプリケーション)を開発するには、INtime®開発環境が必要です。
(1) 共有メモリを使用したデータの受け渡し
memory
共有メモリを利用したメモリ間通信の場合、データの受け渡しは高速です。
リアルタイムアプリケーション側で共有メモリを作成しカタログ(名前付け)することで、別プロセスやWindowsアプリケーションからその共有メモリを検索・参照することが可能となります。
共有メモリをROOTプロセス以外のプロセス(カレントプロセス等)にカタログする場合は、そのプロセス自体をROOTプロセスにカタログする必要があります。

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