■ ESEC2012 第15回組込みシステム開発技術展 出展のご報告

■2012年5月9日~11日の3日間、今年も東京ビッグサイトにてESECが開催されました。
本年度も「リアルタイムPC制御」をコンセプトに、IPCベンダー各社の産業用PCを使用して各種デモ実演を行いました。


弊社株式会社マイクロネットブースの全景

展示会用デモシステム

株式会社コンテックのQuadCore PC
「VPC-2000」を使用し、マルチコアPCにおけるコア毎の機能分散化のデモを行いました。
QuadCoreのCPUの4つの物理コアを、それぞれ、

①WindowsによるHMI表示
②専用コントローラによって担われていたモーション制御
③計測装置によって担われていたデータロガー機能
④PLCによって担われていたシーケンス制御

に割り振り、1台のPCに機能集約されるデモをご覧になっていただきました。
また、このデモの「②専用コントローラによって担われていたモーション制御」では株式会社テクノ様のご協力により、ソフト・モーション制御のデモも行われました。


ADLINKジャパン株式会社のMXC-2002D2台を使用して、WindowsとINtim®eの双方で1ms周期の波形出力を行うデモを展示いたしました。

同じ性能のPC二台で、波形出力を制御するOSにリアルタイム性能があるか否かによって、出力される波形の明確な差をオシロスコープによる同時表示にてご覧になっていただき、多くのお客様にリアルタイムOSの有用性を確認していただきました。

また、意図的にブルースクリーンを発生させるアプリケーションもご用意し、Windowsのブルースクリーン発生後も、INtime®を導入したPCでは問題なく処理が継続される様子も確認していただきました。


株式会社アルゴシステムのFC110をコントローラとして使用して、INplcによるEtherCAT®モーションスレーブの制御のデモを展示いたしました。

展示会場の壁面にコントローラを配置し、そこに接続されるHMI表示用のモニター、各種モーションスレーブユニット、デバッグ用PCの繋がりをわかりやすく展示させていただきました。

EtherCAT®モーションスレーブ制御には、株式会社ハイバーテックのHES-C400を使用し、XYステージを用いた2軸制御を行いました。

株式会社インタフェースのPFA-C04C7115(W)を使用して、INtime®アプリケーションの開発・デバッグ用プラットフォームの展示を行いました。

VisualStudio2010を使用してのINtime®アプリケーションの新規作成からビルド、デバッグまでの一連の開発行程を実演させていただき、優れたINtime®の開発環境を実感していただきました。

ESEC2012では、弊社ブースの他の各種IPCベンダー様ブースにてもINtime®/INplcを使用したデモが展示されました。

ADLINKジャパン株式会社のブースでは、MXC-6000を使用したMECHATROLINK-Ⅲのモーション制御デモが展示されました。



※TenAsys®, INtime®, eVM® and iRMX® are registered trademarks in USA of the TenAsys Corporation.
※EtherCAT® は、Beckhoff Automation GmbH, Germanyの登録商標です。