CC-Link IEのLW、LBエリアに対して、INplc側からアクセスを可能とする設定は、INplcの開発ツール(MULTIPROG)から行います。
2.1 I/Oコンフィグレーション
INplcが外部入出力を行う各デバイスの設定は、MULTIPROGの「I/O コンフィグレーション」で行います。 設定の方法につきましては、INplcのユーザーマニュアル及びI/Oドライバ適応手順書を参照下さい。
①入出力タブ |
入出力別に指定します。 INPUT:入力 OUTPUT:出力 |
②I/Oグループ欄 |
入出力として登録されているI/Oグループ情報が表示されます。 |
③操作ボタン |
追加 :新規追加としてIOグループ編集画面を表示 |
|
プロパティ :登録内容の編集としてIOグループ編集画面を表示 |
2.2 I/Oグループ編集画面
CC-Link IEを利用する為、CC-Link IEのグループと判断がつく任意の名前で登録します。
長さ欄には、本グループとして扱うバイト数を指定します。(%QB,%IBの範囲となります。)
必要な範囲(バイト数)で分割したグループを複数登録することも可能です。
「ボード/IOモジュール」欄に登録されている「MITSUBISHI CC-LinkIE」を選択し、「ドライバパラメータ」ボタンを押下し、詳細設定を行います。
※一度指定した長さを変更すると、連続した論理アドレス情報の整合性がとれなくなります。 その場合、論理アドレスの先頭側設定情報から再度指定しなおします。
2.3 ドライバ詳細設定画面
本画面にて、CC-Link IEのデバイス、LW、LBの指定を行います。デバイスタイプに指定した値に対応して参照するデバイスが変わります。
デバイスタイプ : |
LB指定時 23 |
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LW指定時 24 |
先頭デバイスNo : |
(Dec指定) LW/LBエリアの割付先頭位置(アドレス)を指定 |
例:LWエリアで0~511(0H~1FFH)までが出力、512~1023(200H~3FFH)までが入 力とした場合、入力の先頭を示すには、512を指定します。
(512の位置から指定バイト数分のエリアにアクセス可能となります。)
また、入力先頭アドレスから128バイト移動した位置から次のグループとして指定する場合、 先頭アドレスは、512+128で640を指定します。そのアドレスが%IBで指定されたアドレスとなり、指定バイト数までアクセス可能となります。
※その他の設定内容は、CC-Link IE I/Oドライバ適応手順書を参照下さい。
CC-Link IEを複数設定する場合の例となります。(分割指定例)
LW出力:I/OコンフィグレーションのI/Oグループに
OGW1~2として出力登録(デバイスタイプ 24指定)
LW入力:I/OコンフィグレーションのI/Oグループに
IGW1~3として入力登録(デバイスタイプ 24指定)
LB出力:I/OコンフィグレーションのI/Oグループに
OGB3~4として出力登録(デバイスタイプ 23指定)
LB入力:I/OコンフィグレーションのI/Oグループに
IGB4~6として入力登録(デバイスタイプ 23指定)