INplcユーザー向け
モーション制御ソリューションのご紹介
PCベースファインモーション
- PCベースファインモーションとは
-
PCベースファインモーションは、モーション制御の分野において長年の実績をもつ株式会社テクノ様が提供されるモーション制御ソリューションです。
このソリューションでは、PCの高性能CPUを生かした、高速かつ高度な精密加工、半導体製造、組立、ロボット、成型、サーボプレス、レーザー加工などの同時制御を実現します。
◆PCベースファインモーションの特長
|
① |
PCを活用して、最高性能のモーション制御を実現しています。
|
② |
ユーザがソフトを組む必要なく、テクノの標準運転ソフト(Windows上アプリソフト)からG言語やテクノ言語で全ての運転が可能です。
精密加工・ロボット制御など多様な用途で即日運転できます。
|
③ |
多様なマシンに対応できるように豊富なモーション機能を完備しています。
|
④ |
さらにINtime®やWindows、INplcのユーザソフトと直接に連係できるソフトインターフェース(IF)をもっていて、ユーザ自身のシステム拡張や独自性の追求を容易にしています。
機械・設備メーカにとって、次世代の生産技術の追求と実現の強力な切り口です。
|
ソフトインターフェースは、ユーザーのニーズに合わせて複数用意されており、Windows
C言語ソフトインターフェース、INtime®用C言語ソフトインターフェースの他に、INplcソフトインターフェースも用意されています。
このINplcソフトインターフェースを介して、ユーザーのINplcプログラムはダイレクトにPCベースファインモーションの運転・操作・設定・モニタリングを行います。
- INplcソフトインターフェースの仕組み
-
PCベースファインモーションは、リアルタイムにモーション制御を実現するシステムです。
INplcコントローラで実現される際には、INplcコントローラのリアルタイムカーネル上に常駐してモーション制御を行います。
INplcのPLCプログラムとのソフトインターフェース部分は、主に共有メモリで実現されます。
ユーザーはPCベースファインモーションとの通信用共有メモリエリアに書き込み、読み出しを行うことで、モーション制御を行います。
またWindows HMI部分で直接モーション制御データを画面表示するために便利な、Windows向けアプリケーションライブラリ(DLL)も用意されています。
- PCベースファインモーションの内部機能概要とソフトインターフェース
-
以下の図では、PCベースファインモーションの内部機能が整理されています。
これらの内部機能に直結した各々の設定値・演算値・ステータス・アラームなどの全てがソフトインターフェースを経由して読み書きできます。
つまり、INplcソフトウェアでは、PCベースファインモーションの内部状態も詳しく全て把握して、あらゆる機能に指令、介入できます。
- PCベースファインモーションとの共有メモリアクセスについて
-
INplcでPCベースファインモーションを利用する際には、ソフトインターフェースとして共有メモリを利用します。
共有メモリは、入力用共有メモリと出力用共有メモリの二つが用意され、それぞれのエリアをRead/Writeすることで制御します。
■ 入力用共有メモリ(INplc → PCベースファインモーション)
■ 出力用共有メモリ(INplc ← PCベースファインモーション)
- PCベースファインモーション仕様
-
型式 |
RTMC-M3 (MECHATROLINK-Ⅲ対応) |
RTMC-EC (EtherCAT®対応) |
軸指令 |
MECHATROLINK-Ⅲ 位置・速度・トルク制御 |
EtherCAT®(CiA 402 ドライブプロファイル) 位置・速度・トルク制御 |
最大16軸 64軸仕様 リリース準備中 |
通信 |
共有メモリ |
制御周期 |
0.125 / 0.25 / 0.5 / 1 / 2 [ms] |
その他 |
- Windows、INtime®の各種プログラムと連携
- I/O拡張 各種通信 カウンタ AD/DA etc...
- USBドングルキー用にUSBポートが必要
|